趣味の写真とのんきなお喋り
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■立川 Live Bar Heart Beat(東京都立川市:140420)

ライブ撮影をして来ました。
写真はスタート5分前のステージ。






■白ゆき姫殺人事件:容疑者ポスター NOMiさんヴァージョン(公式サイトで作れます)

今ここでわが身に難題を強いてみたい。
サスペンス映画「白ゆき姫殺人事件」について、ネタバレを避けつつ、
その面白さを語らうと思ふのだ。

長野県の国定公園・しぐれ谷で一人の若いOLが惨殺された。
全身を滅多刺しにされてその後火をつけられた遺体は見るも無残な有様だつた。
被害者の名は三木典子(みきのりこ:菜々緒)。誰もが認める美人であり、
また被害者の勤務する化粧品会社が人気商品「白ゆき石鹸」を販売してゐたことから、
事件は「白ゆき姫殺人事件」として人々に知られてゆく。
テレビでワイドショーを制作するディレクター赤星雄治(あかほしゆうじ:綾野剛)は、
事件後に失踪した地味で冴えない女子社員、城野美姫(しろのみき:井上真央)を疑ひ、
独自に取材を重ねてゆくが……。

最初に正直に謝つておきます。
私、この映画のこと、侮つてゐました。
スミマセン。<(_ _)>
実際には犯人探しのサスペンスとしてよりも、広く「今の社会」と「人の心」を描いた映画でした。
本作以上の秀作は長い映画史の中にはいくつもあるでせうけれど、
しかし、本作もかなり健闘したと言へます。
はい、終映後、私はこの映画を気に入つてゐました。

さて、本題。
まづ何よりも、井上真央の演技力に打ちのめされる映画である。
事件直後から理由不明の失踪を続ける城野は、
ありとあらゆる方面から疑ひの目を向けられることになる。
そのため、赤星の取材に応じて証言する同僚、上司、元同級生たちは、
城野をさういふ事件を起こしてもをかしくない人として話してしまふ。
そしてこの作品は彼らの証言を、証言通りに映像化してゆくため、
ある人物の証言映像の中では城野は不気味な女に、
ある人物のそれの中では不可解な女に、
別の場合にはこれといつて特徴のない女になり、
そしてそのひとつひとつを井上が演じ分けるのである。
この演じ分け方の匙加減が見事かつ非常に繊細で、
(たとへば駅の階段の駆け上がり方ひとつとつても)
どの証言の中の城野もすべて同じ城野であるには違ひないが、
しかし、証言者の主観が混じる分だけ実像と異なる人物になるといふ、
そんな複雑な主人公像を井上の演技は有無を言はさず観客に飲み込ませてしまふ。
大した女優だと言はなければならない。

かくして、人々の主観と憶測と想像の入り混じつた「城野像」は
テレビのワイドショーとツイッターを通してさらに拡散。
すでに事件の犯人として名指しされるまでになつた城野には、
無関係な人たちから罵詈雑言が次々と飛んで来る(ネット上で)。
さうした「城野像」を、都内のあるビジネスホテルに潜伏してゐた城野本人が
知ることになる。

そして映画は、主人公城野と殺人事件の真相に近づいてゆく。
その真相は、しかしあまり後味の良いものではない。
それは、巷間(この映画に関して)伝へられてゐるやうに、
ツイッターを初めとするSNSの持つ否定的側面に触れてゐるからといふよりも
(それは確かにある。その傾向はある登場人物につけられたテロップ数文字に顕著)、
原作には無いといふある有名な小説に重要な意味が付与されたことと関はる。

主人公が幼い頃からその小説の登場人物に自分をなぞらへて、
自身の悲しみを和らげ苦しみを遠ざけてゐたといふことには大きな説得力があるし、
その小説をまるごと活かしたある場面は、おそらく大方の涙を誘ふだらう。
自分の心を救ひ、いつかは自分にも「いいこと」が訪れることを願つて、
想像の翼を拡げることは老若男女(およびその程度)を問はず誰にだつてあることだ。
しかし、その「想像力」が同時に主人公を追ひ詰めるのである。
もしかしたら私たちは、同じ職場、同じ教室のあの人物が今笑みを浮かべた本当の理由さへも
実は正しく想像することが出来ないのかも知れないのだ。
主人公が想像によつて自分を救ふ場面の裏側にあるこの苦い認識が、
本作の味はひをより深くしてゐると言つてよい。

と書くと、時間の経過するに従ひ次第に重いトーンになつてゆくかのやうに思はれるかもしれないが、
本作にはそれはあまりない。
むしろシニカルな表現が目立つし、
それには観客もシニカルな笑ひを向けるのが正しい鑑賞態度だらう。
しかし、その笑ひは、もしかしたらいつの間にか自分自身に向けられてゐるかも知れないことは、
少々覚悟しておいた方がよい。

それにしても、ツイッター社はよくもまあ本作の中でツイッターそのものの
使用を許可したものだ(ちなみに原作では架空のSNSになつてゐるのださうだ)。
かういふ点、外資系企業の方が太つ腹のやうである。



■「白ゆき姫殺人事件」(2014年、日本)
公式サイトはこちら
作中登場の「芹沢ブラザーズ」はこちら
なほ、こいつのツイッターは晒しておかう(笑)















■三鷹駅北口周辺(東京都武蔵野市:140321)

02の続き、締め括りです。
仕上げは02と同じです。
気分次第の現像・レタッチですが、
何となく、02と03は01とは違ふ傾向の写真を選んだ気がしてゐます。
ま、たいして変りませんが。(^^ゞ




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NOMi Koichi
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NOMi Koichi と申します
東京在住の写真好きです

女の子ポートレイトを中心に
街やら花やら
色んなものを写して
表現して楽しんでゐます
皆さま
どうぞよろしくお願ひ致します
(*^▽^*)/

あ、ピグはあまり本人には似てゐません(汗)

フランスの写真家
ギイ・ブルダンが大好きです
(Guy Bourdin, 1928-1991)
Guy Bourdin.org
明快な細部と曖昧な物語性
大胆な構図と緻密な状況設定
そして色
どこをとつても素晴しい!

私も
どうせ写真を撮るなら
彼のやうな作品が撮りたいな
とは思ふのですが
ちよつと道のりは遠いかな
(苦笑)

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